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泣いてばかりいたって、何もはじまらない。
そんなこと、とうの昔から知っていた筈なのに…。

貴方が居なくなってからというもの、
私はずっと泣いています。

泣いていたって貴方はもう、戻っては来ないのに。
そうわかっていても、私は泣いています。
やはり、何処かで貴方が戻って来てくれるような気がしたから。

何故私を置いて逝ってしまわれたのですか。
貴方の居ない未来なんて、考えたくもありません。
貴方の居ない此の世には、未練も何もありません。
私は。只、貴方と一緒に居たい。ずっとそう思っています。
貴方が逝ってしまわれる前も、後も、今も。ずっと。

だから私も貴方のもとへと向かいます。

方法は、貴方と同じ。
アスピリン1瓶とウォッカで…。

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© 2005 Uri.