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君の瞳は

“君の瞳は百万ボルト” なんて言葉、誰が言ったんだろう。
きっと、“あなた”は“君”のことが大好きだったんだね。
今では、誰のことを想っていたのかわからないけど、
きっと、気が狂ってしまう程好きだったんだ。
そうでもなければ、あんなに気障な台詞、言える訳無いよ。

きっと、“君”のことが大好きな“あなた”には、
“君”の瞳が、とてつもなく明るく輝いて見えていたのに違いない。

きっと、素敵な夜景の見えるホテルで食事をしながら、
“あなた”は“君”に言ったんだ。
一緒に、真紅の大きな薔薇を渡しながら。
そして“君”は“あなた”の言葉に涙を流したんだね。
それはそれは、綺麗な涙だっただろう。
“あなた”のために“君”が流してくれた涙なのだから。

どんなに暗くても、“君”が居れば明るくなれる。
どんなに迷っても、“君”が居れば道を開けてくれる。
どんなに悲しくとも、“君”が居れば立ち直れる。
そんな、太陽のような人だから。
だから“あなた”はこんな言葉を言ったんだね。
“君”が何時までも傍に居てくれたら。
そう願って、此の言葉を捧げたんだね。

愛しい、愛しい“君”へのメッセージ

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