093
ムダイ

桃色の剃刀を常に携帯し、
何時でも死ねるんだと、そう自分に言い聞かせる。

何がそんなに嫌なのか
何がそんなにその心を壊すのか。

誰も居ない、真っ暗な闇と化した公園で
独り静かに、手首を切る。


私が殺したの そう私が
貴方の為に この私が

ねえ 僕を殺して
そう 君のその手で
僕を 消して?

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